よみうりカルチャー横浜「マンガで読む18世紀 貴族編」
今日は木原敏江先生の「花ざかりのロマンス」「虹の歌」を取り上げました。
いずれも1793年のフランスが舞台です。
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「花ざかりのロマンス」の主人公は革命軍を除隊して故郷に帰るアントワーヌ。
旅路の途中で出会う、貴族のオディロンと彼が保護した孤児の少女ドミとの、わずか数日の物語です。
「虹の歌」はイギリス貴族のルネ、カトリック王党軍のエギーユ、いつしかエギーユからルネに心を惹かれていく少女ベリの目を通して、フランス革命史の中でも凄惨なヴァンデの戦いが描かれます。
1793年1月21日にルイ16世の処刑が執行され、10月16日にはマリー=アントワネット、11月3日に女性活動家オランプ・ド・グージュ、6日にフィリップ・エガリテ(平等公)ことオルレアン公爵ルイ=フィリップ2世、8日にジロンド派の女王ロラン夫人、12日に初代パリ市長ジャン=シルヴァン・バイイ、29日にフイヤン派のアントワーヌ・バルナーヴ、12月8日にはデュ・バリー夫人……
3月10日に革命裁判所が設置され、3月末から4月にかけて設置された公安委員会。そして恐怖政治(テルール terreur)に突き進んだ革命政府。
王党派だけでなく、三部会招集時には同志だった革命派の人々も処刑台の露と消えた1793年。
1793年は、分岐点の一つではなかったかと思います。
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「花ざかりのロマンス」のアントワーヌが、生まれ変わったらオディロンと友達になり、幸せに暮らしたいと願った悲しさ。
「虹の歌」のルネが同胞同士で闘う虚しさを説いても、元子爵でヴァンデ軍を率いるエギーユには伝わらないもどかしさ。
恐怖政治の中で生きた人々は、闘う虚しさを知っていたのではないでしょうか。
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サッカー ワールドカップ開催中のためなのか、横浜そごうのLOFTに「ブルーロック」のパネルが展示されていました。
明日の午前4時からはフランス対モロッコ。
楽しみです!
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