ハプスブルク家最後の皇帝

よみうりカルチャー横浜「西洋史を読み解く」
最終回の今日は、オーストリア帝国の崩壊がテーマでした。

王弟マクシミリアン大公はメキシコで処刑、皇太子ルドルフはマイヤーリンクで情死してしまい、ハプスブルク家は後継者問題に直面します。
皇位継承者になったのは、皇帝フランツ=ヨーゼフの甥フランツ=フェルディナント大公ですが、彼はゾフィー・ホテクとの貴賎結婚で、妻と子供たちには皇族の権利が与えられませんでした。
フランツ=フェルディナントとゾフィーはセルビアを訪問した際、暗殺されてしまいます。
これが第一次世界大戦のきっかけとなるサラエボ事件です。


この後、皇位継承者になったのはフランツ=ヨーゼフの孫、カール大公でした。
1916年の皇帝崩御で、カール大公はカール1世として即位。
ハプスブルク帝国最後の皇帝になります。
カール1世は大戦後、退位することになり、妻子と共にマデイラ島に亡命しました。
マデイラ島での生活は貧しく、貧窮のうちにカール1世は死去します。

大公時代のカールとパルマ公女ツィタの結婚式が、ハプスブルク家最後の華麗な式典となりました。


10月期は「革命後のフランス」
1798年からパリ・コミューンまでを辿ります。

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