マリー・アントワネットの弟君

マリー・アントワネットは16人兄姉弟の下から2番目。成人した姉だけでも6人、成人した兄は3人です。

アントワネットの下には1歳違いの弟がいます。

後に、太っちょフランツとあだ名が付いたマクシミリアン・フランツ大公。


フランツ大公は28歳でケルン大司教になりました。

文化・芸術への理解が深く、ボンのアカデミーを大学にしたのも、ボンに国民劇場を創設したのもフランツ大公です。

音楽を好み、モーツァルトをケルンの宮廷楽士に希望しましたが、これは母のマリア・テレジアに反対されて潰えました。

後にベートーヴェンを支援していますが、もう一人、ベートーヴェンを支援した大公は、アントワネットとマクシミリアン・フランツ大公の甥、皇帝レオポルト2世の末子ルドルフ大公です。

ルドルフ大公がベートーヴェンの支援者であったことは、よく知られていますが、マクシミリアン・フランツ大公はあまり知られていないように思います。

フランス革命でボンを離れた大公は、ウィーンで生涯を終えました。


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