今日はインテリアデザイン科の前期終了日でした。
前回から舞台芸術をテーマに進めていて、古代の円形劇場、シェイクスピアが活躍したグローブ座などの歴史的な舞台。
現代の歌舞伎座や帝国劇場、宝塚大劇場の盆やセリ、花道、宙吊りの効果、さらに衣裳が与える情報と効果などを例を挙げて話しました。
今回は「ロミオとジュリエット」を中心とした講義。
原作では16歳と13歳、ミュージカル版では18歳と16歳の二人が恋に落ち、結婚し、死に至る5日間の物語は、学生たちの柔らかい感性に触れてほしい作品と思います。
私自身は小学校6年生、ジュリエットとほぼ同年齢の頃に旺文社文庫の「ロミオとジュリエット」を読みました。
憎み合う家に翻弄されるロミオとジュリエットが悲しく、マーキューシオもティボルトもベンヴォーリオも哀れで仕方なかったのです。
その後、シェイクスピアの作品を読むきっかけにもなりました。
授業では2013年の宝塚歌劇団星組公演を例として使わせて頂きました。
2010年の星組初演、2011年の雪組、2012年の月組、もちろん今年の星組公演も素晴らしかったのですが、2013年は星組での再演で完成度が高いこと、衣裳の色の青と赤がはっきりしていてカジュアルすぎず華やかなどの理由です。
演劇、ミュージカル、バレエ、オペラなどで上演され、映画になり、「ウエストサイド物語」のような翻案の作品も生み出した「ロミオとジュリエット」
まさに不朽の名作です。
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